arekoredesuのブログ

犯罪に遭ってからのあれやこれや

犯罪加害者の家族には支えが必要

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そうですね。

加害者の家族も被害者ですね。

犯罪被害者と共通点もありますね。

 

●普通に「加害者の家族です」「犯罪被害者です」と言えない

●言ってしまったら「加害者の家族」「犯罪被害者」という看板が付いて回る

●自分が好んで選びそうなったわけではないので、なんで私が…って思う

●不条理すぎて生産性もなにもない「なんで」ばかり考える

●苦しさから精神障害でがち

●耐えきれなくなって死ぬこと考える

●何かちょっとしたことでもそのせいだと思い込みがち

●実際そのせいのことも多々ある

●共感してくれる人はほとんどいない

●「普通」というカテゴリにいる人羨ましい

●そのせいで収入なくなる

●事件のことは一生付いて回る

 

加害者のご家族もいろいろで、一人一人環境や考え方も違うので一概にどうとは言えないのだけれど、犯人とは別の個人だということは間違いない。

犯人について関わった自分に責任を感じるご家族の方もいらっしゃるでしょう。

犯人について全く無関心でいい迷惑と思うご家族の方もいらっしゃるでしょう。

 

加害者のご家族は身バレすると壮絶な非難や嫌がらせを受けるといいます。犯人本人ではない別の個人なわけですが、「普通」カテゴリにいる人たちは気晴らしに嫌がらせをしたりします。それじゃ希望も何も持てない。

 

私自身は犯罪者とその家族は別な人格であるので、誰にも言わないで耐えられる、苦しみの共感を求めない、そういったことは専門機関でのみ。ということができるなら、戸籍を切り離して犯人と家族ではなくなってもいいと思います。

実際はどうなんでしょう?

そんなことできるのかな?

知ってる人いたら教えてください。

 

北九州の連続殺人事件、主犯の息子さんがドキュメント番組に出て話題になってましたね。私も観ました。

体罰しか知らずに育ち、施設でもいじめられ、就職しても身バレしたらクビになりを繰り返し、父親に会いに行ったら無罪になるために署名を集めてくれと言われ、よくここまで生き延びたなあ、って思いました。

 

だからもう、生きることを選ぶのなら「犯人の家族」としてではなく、ただの「一個人」として笑ったり泣いたりしてもいいんじゃないかな。

 

2018.12.17 arekore